NES日本語研修センターについて

当組合が運営する外国人技能実習生専門の日本語教育機関です

日本語研修センターの外観と研修室の画像

NES日本語研修センターとは

当校は外国人技能実習生専門の教育機関として2017年12月に開所いたしました。

一般的な日本語学校では日本語のみの教育ですが、当校はそれだけにとどまらず、「報・連・相(報告・連絡・相談)」や「5S教育」など、企業が必要としている「現場力」も含めて教育します。技能実習生だけを対象にした日本語学校は数少なく、貴重な学びの場となっています。

当校は日本での実習を通して、実習生一人一人が想い描いている夢に対する「NES(NeverEndingSpirits)=果てない想い」を応援します。

                   
  1. 教育方針
    • 日本語の実践力を養う会話重視の教育
    • 理解できるまで繰り返し確認、復習
    • 「5S」報 連 相」日本生活のルール・マナー」の教育
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  3. 教育目標

    当センターでは「聞く」ことを一番に重視して、繰り返し同じ言葉を何度も勉強します。それによって頭で考えずに耳で日本語が理解できるようになります。音で言葉を覚える感覚です。
    『人に迷惑をかけない』という言葉は日本人が小さな頃から代々教えてもらっている言葉です。当センターは日本の小学校教育を素晴らしいと感じ、手本にして教育します。

NES日本語研修センターの特色

全寮制による社会性の習得

研修室と宿泊室が同棟にあり、生活面での日本的慣習や社会性などの指導もでき、学びと生活の両面からサポートしています。また、仲間と生活を共にすることで、精神的に安定した状態で研修に臨むことができ、仲間と切磋琢磨しながら学ぶ環境になっています。

企業ニーズに応じた専門研修

企業は日本語力だけでなく、社会人としての積極性や協調性、職業人としての専門性も求めています。当行では講師に企業実習を経験させ、技能実習生への指導に活かしています。また専門分野から講師を招き、即実践できる技能の習得も目指しています。

他団体の実習生研修も可能

当組合の技能実習生の研修だけでなく、他団体が受け入れた技能実習生の研修も請け負います。入国後の日本語研修先をお探しの場合はお問い合わせ下さい。

教育カリキュラム

日本語研修(84時間) 「みんなの日本語初級Ⅱ」「みんなの日本語標準問題集」「独自編纂教材」を使用した指導 日本語研修を受けいている画像
生活・専門知識研修 (84時間) 「日本の生活案内」「独自編纂教材」を使用した指導 専門知識研修を受けいている画像
法的保護講習(8時間) 「入管法令テキスト」「労働関係法等テキスト」を使用した指導 法的保護講習を受けいている画像
公的支援講習 1.尼崎警察署による交通安全・生活指導教育
2.尼崎市防災センターにて防災教育
公的支援研修を受けいている画像
日本の生活習慣習得

1.銀行(ATM)使用法・郵便局
2.買物実習

 
その他

報・連・相(報告・連絡・相談)の徹底など
寮生活を通じて5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の体得

 

講師紹介

               
             
当校の日本語講師になったきっかけは何ですか?
             
当校の講師はベトナムの送出機関からの紹介でした。「日本とベトナムはほぼ同じ規模なのにどうして日本は発展できたのか?」という疑問が、そもそも日本に興味を持ったきっかけです。その理由が知りたくて日本語を学びました。その中で文化交流プログラムに合格し、日本でのインターンシップに参加する機会を得ました。インターンでの経験はどれも素晴らしく、その時日本で働くことを決めました。
             
外国人実習生への指導では、どんなことに気をつけていますか?
             
実習生は母国で日本教育を受けて来日します。でも実際に日本で暮らし始めると、初めて経験することの連続です。私の研修では、毎日の日常生活や日々の仕事でのコミュニケーションなど、日常会話や仕事の慣習を中心に、「日常で使える日本教育」を心がけています。研修生が順調に自信を持って、研修生活を過ごせるようサポートしたいと思っています。
             
指導している外国人実習生にどんなことを期待しますか?
             
実習生の皆さん。日本語の勉強と仕事の両立頑張ってください。そして、くれぐれも健康には気をつけてください。
3年間の研修で、日本語でのコミュニケーション能力や専門知識や技術を習得し、優秀な人材になることを願っています。
              
日本語研修の講師の画像

VUONG THI THAM
(ヴオン ティ タム)

ベトナム出身。ベトナム人実習生の考え方や気持ちをよく理解でき、受入企業の現場作業の指導サポートも担当しています。

1日の流れ

起床
朝礼・体操
朝食
清掃
9:00~12:00 【日本語研修】
①日本の言葉・単語を覚える
②日本語の文法の理解
12:00~13:00 昼食・休憩
13:00~18:00 【日本語研修】
①会話の練習、聞き取り(聴解)
②問題集を解く
【専門研修(食品製造の場合)】
①作業着の着衣方法、手洗い手順
②調理器具、機械の名前と使い方
18:00~ 夕食
自主学習
就寝
日本語研修の授業風景の画像 生活研修の授業風景の画像 専門研修の授業風景の画像

施設紹介

研修室の教室画像

研修室

最大50人の研修が実施できる教室。夜は実習生の自習室として開放しています。

宿泊室の室内の画像

宿泊室

研修室の上部階は研修室フロアになっています。ベッドルームの隣はリビング。1室2部屋を4人で利用します。冷蔵庫やお風呂、トイレも各部屋に完備しています。

宿泊室の共有スペースの画像

共有スペース

大型冷凍冷蔵庫やテレビなども備え付けています。ミニキッチンがあり、料理を作ることもできます。実習生同士がコミュニケーションをはかる場として利用することができます。

【その他】

  • Wi-Fi完備
  • 防犯カメラ(敷地内に3台)
    女性の実習生でも安心して、日本での生活ができるよう防犯上の配慮をしています。

宿泊室にはキッチンがあり、自炊が可能です。IH、冷蔵庫も備えており、オール電化なので安全で安心して利用することができます。